メディアアートって

最近メディアアート・デジタルアートみたいな展示、イベントが増えてきた気がする。
2、3年前に初めてこういうメディアアート的な展示に行ったときは、仕組みも全く分からなくて、何もかもが新しくて、目の前で触れて変わっていく展示そのものが楽しかった。

しかし最近は「あぁ、こういうやつね」と思うことが多くなってしまった。

そんな時にライゾマのFlying Tokyo #20に行って、自分の中でのメディアアート的なものが整理されてきた気がする。


自分の中でメディアアートが2つに分かれてきた。
1つは「手段」としてのもの、もう1つは「アート」としてのもの。
Kyleさんの話と照らし合わせると、
「手段」として、というのは問題を解決するデザイン、
「アート」として、というのは問題を発生させるアート。

ペンを使って、デザインすることもアート制作をすることもできるように、
デジタル技術を使って、デザインをすることもアート制作をすることもできる。

例えば食神さまの不思議なレストラン展は、「手段」だった。キャプションにも「デジタルアートという手法を使って、日本食を広げたい。楽しんでほしい。」というようなことが書いてあった。

f:id:oyas-mi:20170531122759j:plain

最近はメディアアートというとデジタルアートとほぼ同じ意味で用いられることが多い気がする。しかしメディアは媒体のメディアだから、必ずしもデジタルじゃなきゃいけないわけじゃないということに気がついた。Kyleさんが紹介していたOno YokoさんのGrapefruitという作品は、紙と文字だ。

Wikipediaによるとメディアアートの起源は1834年のゾートロープらしい。葛飾北斎富嶽三十六景が刊行された頃だ。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/99/Zoetrope.jpg/440px-Zoetrope.jpg

これが起源だとすると、確かにメディアートの歴史は他の芸術分野と比べると短い。プログラミングとかはしないけど、そういう展示を2回くらい見たことある友達は、「メディアアート、楽しいとは思うけど、なんか浅い。レンブラントの絵を見に行ったほうがいいかな。」って言ってた。

何をもってメディアアートとするかってやっぱりまだよく分からないけれど、
メディアアートは歴史的に浅いから面白くない、っていう見方もできるし、
今その歴史が作られている瞬間だから面白いっていう、っていう見方もできると思った。

多分私は後者で、どこかでまだ見たことないものが見られるんじゃないかと期待しながら、また足を運ぶ。