冬のインターン

冬に2回インターンシップに参加した.
両方とも同じ企業の,同じ会場でのインターンだった.
しかし私の中でその2つは,全く別の経験になった.


1回目は,とにかく何かすごい意見を言わなきゃと思ってた.
同じチームのメンバーは優秀そうな人だったし,変なこと言って馬鹿だって思われたくないって,弱いところがバレたくなくて,勝手に守りに入ってた.今振り返ると,すごくもったいないことしたなぁ…って思ってる.

2回目は,目の前にいるメンバーの中身を引っ張り出して,皆ことをもっと知りたいと思うのと同時に,メンバーにメンバーのいいところを伝えたいなぁ気づいて欲しいなぁと思ってた.
そうしたら,自然に言葉が出てきた.

1回目と2回目,
相手をあまり見ていない一方的な自分の意見言わなきゃ,と,
相手のことを知りたいし,伝えたい.の違いなのかな.
不思議.

2回目の時にはチームのメンバーからMVP賞をもらった.
それは,その個人的な思いと行動が,一方的なものじゃなくて,相手に伝わって,その人のためになれてたってことを示してくれたような気がして,嬉しかった.
実際に,その後みんなと話した時に「あ,伝わってる!すごい!!!」って思った.

この気持ちが特に印象に残っている理由は,最近別に自分普通のことしてるだけなのになんか評価してもらえちゃったなぁ…っていうのがあって,モヤモヤしていたからな気がする.


2回目は,1回目と違って優勝できなかった.
チームでの提案も満足するまで詰めることはできなかった.
でも自分がチームに貢献できた量は,1回目よりも大きかったんじゃないかなと思う.
インターンシップの反省は,1回目と2回目の後で大きく変わった.


印象に残っている言葉がある.それは「優勝」という言葉.
2回目の結果発表の後,「チームから絶対優勝しようっていう気持ちが伝わってこなかった」というフィードバックをいただいた.
ここでハッとした.
この言葉は1回目にももらった言葉だった.

結果は異なっていた1回目と2回目.しかし,同じ印象を抱かれていた.

2回目の時は,その印象を抱かれた場面として次の行動をあげられた.
- プレゼン資料を提出する,最後の最後まで粘ってなかったところ

1回目の時は,次の行動をあげられた.
- ギリギリになって企画を壊して立ち上げ直したところ
- 「優勝しようね」みたいなチームのみんなでの意思確認がなかったところ

どれが大きいかは分からないが,明確な違いは「チーム内での優勝の意思確認」の有無だ.

1回目は,意思確認をしなかった.だけど優勝した.
2回目は,意思確認をした.でも優勝しなかった.

2回目は最初にチームメンバーの1人が,「ちなみに,優勝目指すよね?」と言った.
私はもちろんもちろんと思った.メンバー全員,もちろん優勝したいと答えた.

意外にも,私は「優勝」を確認されたときに,びっくりしてしまった.

私の中で「優勝」は,達成すべき・達成したい目標であるのと同時に,当たり前のものだった.
走るときに毎回右足と左足を交互に出すことを意識しないのと同じように,意識していなかった.

でも確かに言語化したことで,「優勝」を共有できた.
二人三脚をするときに,歩くんじゃなくて走ろうねって,進むスピードを確認できた感じ.
だから,足が絡まって,チーム内でズレることはなかった.

後で他の人と話して思ったことだけど,きっと「優勝」を意識するというのにも2種類くらいある.
1つめは「優勝」が目的になっているパターン.
2つめはやりたいことと「優勝」の向きを揃えて,やりたいことを達成した結果「優勝」につながるパターン.
たぶん私は後者の方が好き.


そんなにインターンシップに行ったことがあるわけじゃないけれど,
このインターンシップはとってもよい経験になった.
素敵な人たちにもたくさん出会えた.
初めてこんな風に誰かと一緒に議論して追求したけど,すごく楽しかった.
自分はこういうときに楽しいって感じるんだなぁって分かった.

きっとこの就活のやり方と企業の選択が正解かどうかなんて,あと何十年も経たないと分からない.
けど,みんないい就職をしてほしいなぁって勝手に思ってる.